※ネネ調べ※
1. 猫は夜行性ではなく「薄明薄暮性」
猫は一般的に夜行性だと思われがちですが、実際には「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」と呼ばれる生活スタイルを持っています。この用語は、主に日の出や日没の時間帯に活動が活発になる動物を指します。
【野生での背景】
・猫の祖先であるリビアヤマネコは、主に夜明けや夕暮れ時に狩りをしていました。この時間帯は獲物が動きやすく、捕食者から身を隠しやすい時間帯だったためです。
2. 飼い猫の行動パターン
家庭で飼われている猫は、人間の生活リズムに影響を受けることが多いです。そのため、以下のような特徴が見られます。
【日中の睡眠】
・猫は1日の大半を寝て過ごしますが、これは体力を温存するため。平均で12~16時間眠ります。
【活動のピーク】
・早朝や夕方に活発になりやすいです。この時間帯に遊んだり、狩猟本能を刺激するおもちゃで遊ぶと満足感を得られます。
【人間に合わせた行動】
・人間が活動している昼間に起きていることも多く、完全に夜行性ではないことがわかります。
3. 夜中に走り回る理由
猫が夜中に急に走り回る「夜中の大運動会」は、薄明薄暮性の名残やエネルギーの発散が原因です。特に若い猫や運動不足の猫に見られます。
【対策】
・日中に十分な運動をさせることで、夜間の活動を抑えることができます。
4. 猫の生活リズムを理解するメリット
猫の行動パターンを知ることで、飼い主との生活がよりスムーズになります。
【朝型の生活に合わせる】
・朝に餌を与えたり遊んだりすることで、猫のストレスが軽減します。
【夜間の運動対策】
・夜に静かに過ごしてほしい場合は、夕方にたっぷり遊ばせるのがおすすめです。
5. 猫の行動を見極めるポイント
猫が薄明薄暮性であることを踏まえ、次のような行動を注意深く観察しましょう。
・朝と夕方に活発になるか?
・夜中に騒ぐ場合、日中の運動量は足りているか?
・餌の時間や生活環境が猫のリズムに合っているか?
まとめ
猫は夜行性ではなく、薄明薄暮性の動物です。そのため、夜中に活動することもありますが、日中に飼い主の生活リズムに合わせる柔軟性も持っています。
猫の自然な行動を理解し、適切な環境を整えることで、飼い主と猫の関係はさらに良好になります。
byラムネ&ネネ